ロッキング・オンで働いている私たち

安田季那子

2013年4月~2014年3月 ロッキング・オン・ジャパン/ブリッジ編集部
入社1年目は、会議資料作成、取材準備補助、雑誌進行作業の補助など、邦楽誌編集部の雑務全般を担当しました。
2014年4月~現在 ジャパン・メディア部
2年目以降は実際にインタビューや記事執筆、より実践的な現場サポートなどの編集業務を行っています。同時に『ROCKIN'ON JAPAN』『BRIDGE』など刊行誌の進行チームに所属し、デザイナー・印刷所と編集部を繋ぐ役割を担っています。また、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」や「COUNTDOWN JAPAN」などイベントのブッキングに関する会議に出席し、資料作成などの業務にも携わっています。

現在の担当業務

ジャパン・メディア部は、それまでの「ロッキング・オン・ジャパン/ブリッジ編集部」を引き継ぐ形で2014年に発足した部署です。『ROCKIN'ON JAPAN』『BRIDGE』などの雑誌の編集、WEBサイト「RO69」の邦楽コンテンツの作成、そして「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」や「COUNTDOWN JAPAN」をはじめとした邦楽イベントのブッキングなど、ロッキング・オンの邦楽ビジネス全般を担っています。
部署が抱える仕事の内容は「雑誌」「ウェブ」「ブッキング」など多岐にわたり、そのため、私も雑誌のページ担当や進行担当を務める傍ら、ウェブでのインタビュー記事作成やブッキング関係の連絡なども同時に行っています。アーティストにとって、「この人に話をすればロッキング・オンのすべてのメディアにアクセスできる」存在であることを心がけています。

原稿の執筆や資料作成など、PCに向かう仕事が多いです。作業中は、アーティストの音源を聴いて刺激をもらっています。

ある1日のスケジュール

10:00
出社、メールチェック、『JAPAN』進行チームでのミーティング
11:00
会議資料作成
11:30
昼食
12:30
ブッキング会議
16:00
取材(撮影・インタビュー)
19:00
ライブ〜帰宅

そもそもロッキング・オンを志望したきっかけは?

中高生の頃から、音楽はもちろん、本、漫画、テレビなどカルチャー全般に広く興味を持っていました。正直どれが一番と言うわけでもなく、「広く浅く」という言葉が適していたと思います。そんな私でしたので、将来は漠然と「エンタメの仕事がいいかなぁ」程度にしか考えていませんでした。しかし、高校生の時書店で何気なく手に取った『H』を読んで考えが変わります。そこには、「雑誌」という自由なフィールドを活かしたジャンルに捉われないラインナップ、人と人とが向き合ったからこそ生まれる、ここにしかない言葉や写真が並んでいました。この雑誌には、私が大好きなエンタメのすべてと繋がることができる可能性、そしてそれらが私たちと同じ世界の出来事であると感じさせてくれる「リアル」が詰まっている。そこから「雑誌」というメディア、そしてロッキング・オンに強く惹かれるようになり、志望するに至りました。

仕事のやりがい

私たちの作る雑誌やフェス、ウェブサイトは、アーティストとリスナーの間に新たな視点や繋がりを生むことのできるメディアだと思っています。アーティストのことを誰よりも理解すると共に、リスナーが求めているものを誰よりも察知する力が必要です。それはどんな小さな仕事にも言えることで、たとえば短いニュース原稿であっても、常に読者やアーティストのことを深く考えて仕事に取り組みます。ですので、読者の方から反応が頂けた時はやはり大きな感慨があります。以前自分の世代感を踏まえて原稿を執筆した際、「自分も同じ世代だから気持ちがよくわかる」という感想を頂いたことがあります。編集者として多くの先輩方がいらっしゃる中、「自分だからこそ」のものを伝えられたと実感でき、とても嬉しかったです。同時に、アーティストの物語の1ページに自分たちの仕事が現れるときの喜びもまたひとしおです。先日あるアーティストのライブで、彼らの歴史を振り返る映像の中に自分が立ち合った取材の1シーンが映し出されたときは、大きな感動を覚えました。

より良い雑誌をお届けするべく、写真の色味なども入念に確認。 雑誌作りには細かなチェック作業もとても多いです。

仕事の大変さ

先述の通り、ジャパン・メディア部はロッキング・オンの邦楽ビジネスの根幹を担う部署です。アーティストやユーザーに対し、他のどのメディアでもなくロッキング・オンだからこそ与えられるメリットを提供するべく、常に最前線に立ってパフォーマンスしなければなりません。ときにはアーティストの、ときには読者の、ときには会社の立場に立って物事を動かしていかなければならないので、自分の中にあらゆるキャラクターを同時に持つ必要があるのですが、これがなかなか難しく、神経を使うことはしばしばです。また、長い歴史を持つロッキング・オンですので、諸先輩方が築き上げてきたアーティストや読者との信頼関係、物語を背負うことへの重圧や責任も非常に大きいです。しかし、それは自分がその物語をさらに紡いでいくことができるというやりがいにも繋がっていると思います。

月刊の『ROCKIN'ON JAPAN』に加え、『BRIDGE』やフェスの増刊号を同時進行で作ることも。毎月雑誌としてかたちになるたびに、充実感と感慨を覚えます。

社内の雰囲気

雑誌、フェス、ウェブなど、どの仕事をとっても最終的には「お客さま」を第一に考えるのがロッキング・オンの特徴です。そのため、ある意味ユーザーに一番近い存在である若手社員の意見が取り入れられることもありますし、年次に関係なく発言できる風通しの良い空気があります。社長から1年目の社員まで全員が参加する会議があることは会社に入って驚いたことのひとつでもありますが、そうやって顔を合わせて意見を言える機会があるのは貴重なことだと思います。また、風通しの良さという意味では、ロッキング・オンではすべての社員がひとつのフロアで仕事をしています。そのため、多様なメディアを持つ企業でありながら、部署の壁を超えてカジュアルな会話がなされる場面も多いです。日々様々な立場の人から話を聞くことができるこうした環境は、自分の見識を広げるのに非常に役立っています。

ロッキング・オンを志望する皆さんへのアドバイス

ここ数年、ロッキング・オンの事業はどんどん広がっています。ジャパン・メディア部が手掛けるウェブサイト「RO69」はもちろん、フードフェス「まんパク」やアマチュア・アーティスト・コンテスト「RO JACK」など、その活動のジャンルは多岐にわたります。入社後ロッキング・オンの手掛ける様々な事業に関わる中で、どの仕事にもロッキング・オンとしての「価値観」が備わっていることがわかりました。編集の仕事がしたいと思いロッキング・オンを志望した私ですが、とはいえもともと広くカルチャーに興味のある身。「ロッキング・オン」そのものの価値観に触れた今は、たとえどの部署、どの事業に取り組むことになっても、与えられた現場を最大限楽しむことができると思っています。強いメッセージとメディアを持った会社なので、「この雑誌が作りたい!」「このイベントに関わりたい!」と具体的な志望を持っていらっしゃる方も多いかとは思いますが、それぞれのメディアに捉われるのではなく、その裏にある「ロッキング・オンの価値観」を思い描いてみると、よりモチベーション高く臨めるのではないでしょうか。