SIGHT 48号

2011/06/30発売

雑誌コード 09798-08
発売日 2011/06/30
定価 817円(税込)

●総力特集
自民・東電・メディアが作った原発日本

保坂展人(世田谷区長)
藤原帰一(国際政治学者/東京大学法学部・同大学院法学政治学研究科教授)
上杉隆(ジャーナリスト/自由報道協会代表)
飯田哲也(NPO法人 環境エネルギー政策研究所所長)
内田樹(哲学者・神戸女学院大学名誉教授/武道家・凱風館館長)×高橋源一郎(文芸評論家/作家/明治学院大学教授)

●特集
この有事、「給料を返納する」と言う政治家を信じるな

平松邦夫(大阪市長)×内田樹(哲学者・神戸女学院大学名誉教授/武道家・凱風館館長/大阪市長特別顧問)
田中秀征(民権塾主宰/元経済企画庁長官)
松谷満(中京大学現代社会学部准教授)
山口二郎(政治学者/北海道大学大学院法学研究科教授)

●連載インタヴュー 北野武
「リーダーを語る」

●連載書評対談 北上次郎×大森望
「読むのが怖い!」

●SIGHT LINE
Josef Koudelka

●連載
松苗あけみ/斎藤美奈子/酒井啓子/小田嶋隆/ピーター・バラカン/泉麻人/いがらしみきお

●総力特集 自民・東電・メディアが作った原発日本
「原発日本」はなぜ、止まらなかったのか――。東日本大震災の発生から3ヶ月以上が経った今も、まったく収束が見えない福島第一原子力発電所事故問題。SIGHTは、この原発事故の原因は、戦後日本で長らく続いてきた、自民党を中心とした政党政治、また政界や経済界で大きな力を持ってきた電力会社、そして大手メディアといった組織に根付く強固な構造の歪にあると考えました。今特集ではこの構造を明らかにすべく、当問題に関するエキスパートの方々に、これまで日本において、いかに原発見直しを求める声が排除されてきたかというテーマでお話をうかがいました。ご登場いただいのは、30年にわたって原子力発電の安全性に疑問を投げかけてきた保坂展人世田谷区長、国際政治学者の藤原帰一氏、ジャーナリストで自由報道協会代表の上杉隆氏、自然エネルギー研究の第一人者である環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏。また今回は、連載対談が毎号大人気の内田樹・高橋源一郎両氏にも、この問題をテーマにして語っていただきました。原発推進政策を支えてきた各界のいびつな構造に迫るこの特集、ぜひご覧ください!

●特集 この有事、「給料を返納する」と言う政治家を信じるな
3・11の東日本大震災後、危機と向き合えるリーダーが不在という状況が続き、国政では、内閣不信任案の提出に端を発した菅直人首相の退任時期をめぐる攻防が大きなトピックとなる中、気を吐いているのが、橋下徹大阪府知事や河村たかし名古屋市長、石原慎太郎東京都知事といった地方の首長たち。「国歌起立条例」などの極端な政策を実行したり、「減税」や市会議員の給与削減というメッセージを掲げたり、また、「震災は天罰だ」という発言で物議を醸したりしている彼らが、なぜここまで高い支持を得るのか。橋下徹大阪府知事から「敵」とみなされ日々闘っている当事者である平松邦夫大阪市長と、市長の特別顧問を務める内田樹氏による対談のほか、歴代の首相とともに日本政治を支えてきた田中秀征氏と、約10年民主党のブレーンも務めた政治学者の山口二郎氏、それぞれへのインタヴュー、そして有権者の支持構造分析のスペシャリストである松谷満氏の寄稿により、有権者による橋下・河村・石原といった政治家への高い支持が象徴する、日本政治の問題について迫ります。

●連載インタヴュー 北野武
「リーダーを語る」
●連載書評対談 北上次郎×大森望
「読むのが怖い!」
●SIGHT LINE
Josef Koudelka
●連載
松苗あけみ/斎藤美奈子/酒井啓子/小田嶋隆/ピーター・バラカン/泉麻人/いがらしみきお


【6月30日発売の「SIGHT48号」につきまして、お詫びと訂正】

■上杉隆氏インタヴュー 65ページ上段部分の上杉氏の発言

誤:「先日も、ホリエモンの壮行会をやったんですけど、自由報道協会の名前だけは触れない。TBSなんか、自由報道協会主催のホリエモン会見のとき、僕にモザイクをかけましたからね。」

正:「先日も、ホリエモンの壮行会をやったんですけど、自由報道協会の名前だけは触れない。TBSなんか、自由報道協会主催のホリエモン会見のとき、モザイクをかけましたからね。」

編集部のミスにより、取材時にお聞きしたお話と異なる内容をインタヴューに入れてしまい、また、その後の上杉氏の校正を反映することができず、間違った情報を読者の皆様にお伝えしてしまいました。読者の皆様、また上杉氏及び関係者の皆様に、多大なるご迷惑をおかけしたことを、お詫びし、訂正させていただきます。

SIGHT編集部

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