培ってきたITスキルと編集経験を武器に、大好きな音楽に貢献したい
――ロッキング・オンに入社した理由を教えてください。
私は新卒で金融系のSIerに入社し、システムエンジニアとして保険系などのシステム構築に携わっていました。
システムを作ること自体は好きだったのですが、昔からずっと好きだった音楽やエンターテインメント、カルチャーの世界へ進みたいという思いが次第に強くなりました。そこでフリーライターとして活動した後、出版社の雑誌編集部へ入社しました。
編集部にて未経験から雑誌づくりに携わる中で、今後の人生を考えた時、「これからは自分の能力を使って、もっとダイレクトに音楽へ貢献したい」という思いが強くなり、ロッキング・オンへの入社を決意しました。
幼少期から雑誌や、創業社長である渋谷陽一のラジオなどを通じてロッキング・オンのコンテンツに触れてきました。長い間、ひとりのリスナーや読者として影響を受けてきたからこそ、「絶対にこの人たちと一緒に仕事がしたい」と思い続けていたことが、入社を志した最大の理由です。
現在の仕事では、SIer時代に培ったプロジェクトマネージャーやディレクターとしてのスキルと、出版社で学んだ媒体やコンテンツに対する知識、そして何より音楽への情熱を、ハイブリッドに掛け合わせて活かすことができています。
それぞれ異なる分野に見えたこれまでの経験が、現在のWebディレクションという仕事につながっている。自分のキャリアで得てきた能力を、最も自然な形で活かせる環境だと感じています。
実際に入社してみて感じたのは、ロッキング・オンは社員全員で同じ方向を向き、会社の理念や思想をプロダクトに反映させていくという、圧倒的な熱量を持った組織だということです。
また、ロッキング・オンには、職人気質の、ある種「オタク的」な情熱を持った社員がたくさんいます。
ただ漫然と目の前の業務をこなすのではなく、一人ひとりが自分の仕事に強いこだわりを持ち、日本一のフェスやコンテンツを作ろうとしています。
そうした人たちの中で、自分のキャラクターや得意分野を活かしながら役割を見つけ、率直に意見を交わして仕事を進められることに、大きな充実感を感じています。
ロッキング・オンの社員は、仕事へのモチベーションが非常に高いです。
だからこそ、年齢や社歴にかかわらず意見を聞き、責任ある仕事を任せてくれる社風があります。
共通の理念を持ちながらも、それぞれが異なる専門性や考えを持ち寄り、よりよいものを作るために議論する。その積み重ねが、組織としての強い一体感につながっているのだと思います。
私はその環境に強く惹かれましたし、同じように仕事や音楽に対して熱量を持つ方と、一緒に働きたいと思っています。
――担当の業務について教えてください。
現在は、ロッキング・オンが運営するほぼ全てのWebサイトの運用に関わっています。
サイトリニューアルや新規サイトの制作では、要件定義からデザインの作成、システムや実装方法の選定、制作進行、リリース後の保守・運用・品質管理まで、Webサイトが作られ、継続的に運用されていくための一連の工程をディレクションしています。
私が所属するチームの大きな特徴は、全社を横断し、あらゆる部署と関わりながら仕事を進めることです。
フェスやメディア、アーティストマネジメント、オーディション、採用など、それぞれのプロジェクトには、異なる目的や届けたい相手がいます。各部署の人たちが「求めていること」を具現化していくのが私たちのミッションです。
ただし、業務の中で最も大切にしているのは、依頼された内容をそのまま具現化することではありません。
コミュニケーションを重ねながら、担当者自身もまだ明確には言葉にできていない「本当に実現したいこと」や、その企画の奥にある潜在的な欲求を掘り下げることを大切にしています。
話を聞きながら情報を整理し、「つまり、このプロジェクトで実現したいのは、こういうことですよね」と共通認識を作ったうえで、要件やデザイン、機能へ落とし込んでいきます。
Webサイトの見た目や機能を考える前に、まず、そのサイトが誰に対して何を届け、どのような行動や感情を生み出したいのかを明確にすることが重要だと考えています。
この役割を果たすために、客観的に見る視点も大切にしています。
各部署の企画担当者などが「こうしたい」と言っている要望が、現在検討している方法で本当に実現できるのか、また、その方向がプロジェクトの目的や、会社全体の考え方とズレていないかを常に確認しています。
認識のズレや、より適切な方法があると感じた場合には、依頼された内容をそのまま進めるのではなく、「こちらの方法のほうが目的を実現できるのではないか」と、客観的な根拠と自分なりの意見を添えて提案し、すり合わせを行います。
こうした本質的なすり合わせを行うためには、本音で話し合える関係性が欠かせません。そのため、普段からどんな反対意見でも気兼ねなく言い合えるような、心理的安全性の高いコミュニケーション環境が作れるよう意識しています。
異なる意見が出ることを避けるのではなく、率直に話し合ったうえで、よりよい答えを一緒に見つけていく。その土台となる関係性を、日々のやり取りの中で築くことも、重要な役割だと思っています。
一見するとITやWebの専門知識が中心の仕事に見えるかもしれません。
しかし、本質的にはコミュニケーションを通じて相手の思いや企画の核心を汲み取り、多くの関係者と協力しながら、それを実際にユーザーへ届く形にしていくことがメインの仕事だと思っています。
困難を乗り越え、チームに「グルーヴ」が宿る
――仕事のいちばんのやりがいとは。
最もやりがいを感じるのは、プロジェクトメンバーの中に「グルーヴ」が生まれたと実感できる瞬間です。
新しいプロジェクトが立ち上がったばかりの時期は、達成すべき大枠の目的は決まっていても、まだチームも成熟しておらず、メンバー一人ひとりの「やりたいこと」や「アイデア」が異なる方向を向いていることも珍しくありません。
それは決して悪いことではなく、プロジェクトに対して、それぞれが真剣に考えているからこそ生まれる状態だと思っています。
私の仕事は、そんなプロジェクトメンバーの声に耳を傾け、プロジェクト全体で実現したい共通の目的を見つけ出すことです。
そのうえで、ばらばらに存在しているアイデアを一つの方向性へ整理し、プロジェクトメンバーが「自分たちはこれを作るんだ」と納得して進める状態を作っていきます。
プロジェクト初期段階では、意見がまとまらなかったり、何度も議論を重ねる場面が多いです。
しかし、スタートの段階で意見がぶつかり、悩んだプロジェクトほど、方向性が一つになった瞬間の喜びは大きいです。
それまでの議論がデザインや成果物として形になり、メンバーがそれを見て「これが作りたかった」と納得できたときには、とてつもない達成感があります。
意見をぶつけ合い、それぞれの思いをすり合わせ、少しずつバランスを整えていく。その過程を経ることで、単に同じプロジェクトへ参加しているだけだったメンバーが、一つのチームになっていきます。
その状態を、私なりに「チームにグルーヴが生まれる」と表現しています。
プロジェクトが進み、成果物が出来上がったときに、メンバーが納得し、同じ達成感を共有している表情を見ることが私にとっていちばんのやりがいです。
また、最終的に作り上げたWebサイトが社内で評価される瞬間も嬉しいです。評価してもらえるということは、単純に見た目がよいというだけでなく、プロジェクトに関わった方々の要望や、サイトを通して実現したかった目的に答えられたことの証明だと思っています。
ただし、社内の要望を満たすだけでは十分ではありません。
社内のプロジェクトメンバーが納得できることと、その先にいるユーザーが使いやすく、心を動かされること。その両方が実現できるよう、日々の仕事に取り組んでいます。
1日のタイムスケジュール
09:45
メール/チャットチェック
10:00
RO JACK公式サイトミーティング
11:00
Jフェス公式サイトミーティング
12:00
Jフェス公式サイト/アプリ更新対応
13:00
昼休憩
14:00
コーポレートサイト定例ミーティング
15:30
サイトデザイン確認/資料作成
17:00
残タスク作業/翌日のタスク整理
17:45
帰宅