田中秀征との対話
2001/01/31発売
初版発行日 | 2001/01/31 発売 |
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ISBN | 4-86052-000-9 |
著者名 | 田中秀征 |
定 価 | 1760円(税込) |
今、語られるべき政治の言葉
あまりに象徴的な小泉純一郎という存在を迎えて、この連載対談は始まった。それ以降に登場した佐高信、山口二郎、堀田力、齋藤精一郎、中村敦夫、浅野史郎もまた、危機的状況を迎えたこの国を、それぞれのやり方で改革せんとする顔ぶれである。この二年に亘り、田中が常に日本の根幹的な病巣としてきたのが、あまりに硬直化した「政治家・官僚」の存在であった。それは逆に言えば小泉改革を生み出した原動力の裏返しであり、ついには小泉政権誕生に至る道のりが各対談者の視点から様々な角度で分析されている。何故進まぬ改革、真の敵はどこに居るのか。自民党、官僚、検察、日銀、その根本的な問題が見えると同時に、日本における稀有な政治論客、田中秀征の思考の核が対談によって浮き彫りとなる。