苦難と狂騒の長きバンド史を経て、今や｢音楽とともにある人生、人生とともにある音楽｣を体現する存在にまでなった日本の至宝・東京スカパラダイスオーケストラ。彼らのテンションを閉じ込めた単行本『虹の軌跡』。

2003年6月25日から7月21日までのヨーロッパ・ツアーの模様を、バンドに密着したフォトグラファー・仁礼博氏の写真と、本誌連載｢ポエム塾『野暮な言い訳』｣でもお馴染みの男気詩人・谷中敦の詩と日記で完全再現。世界一のフェス・グラストンベリーから名もないクラブでの地元ハードコア・バンドとのガチンコ勝負まで、黄色いバスに乗りイギリス→ドイツ→フランス→またドイツ→イタリア→またまたドイツ→オランダ→ベルギー→またまたまたドイツ→オーストリア→スイス→またベルギー→イギリスとヨーロッパ中を巡りに巡り、凶暴で優しい音楽愛を振りまきまくった日本一の男前集団の愛と絆のツアーの全てに触れてください。きっと、人生まるごと音楽という魔法に変えてしまう男たちの、逞しく美しい魂が感じられるはずです。

ロック・イン・ジャパン･フェス 2003では堂々トリを飾ってもらい、さらにカウントダウン・ジャパン03/04では記念すべき年越しの瞬間を祝ってもらうなど、スカパラとテンションを共にしてきたと自負するロッキング・オン・ジャパンだからこそ作れる一冊です！