インタビューという形式で得られるエンタテインメント

40代男性 入社17年目 インタビューという形式で得られるエンタテインメント メディア事業(ROCKIN’ON JAPAN編集部)

編集者やインタビュアーの解釈や視点をオープンにして、アーティストや読者に投げかける

――誌面に載せる内容は、何をもっとも重視しているのか。

基本的にみんなが知りたいこと、読者が知りたいことっていう、シンプルな答えになるかと思います。ただ人によっては、アーティストの生活やプライベートについて知りたい、という人がいるかもしれないですが、我々のメディアは、あくまで「音楽」に関する知りたいことに限定しています。インタビューや原稿の執筆でアーティストと向き合うときは、常に「音楽」という活動を軸にして活字にしています。

で、音楽について知りたいこと、という点では、「『前前前世』っていう曲は、どうやって書かれたんですか?」とか「なんで『ドゥーキー』っていうこの名盤ができたんですか?」っていう、実際の音楽の制作過程について訊くことは、どんな雑誌もやっていますし、もちろんロッキング・オンの雑誌でもそういう内容を記事にします。ただ、そういう内容に加えて、編集者やインタビュアーの解釈や視点をオープンにして、アーティストや読者に投げかける、というのはロッキング・オンの雑誌に特徴的なことかもしれません。もちろんその「解釈」や「視点」が独りよがりなものではダメで、常に読者やリスナーの感覚と繋がっていること、あるいは「潜在的にみんなが知りたかったこと」に繋がっていなければなりません。

例えば表紙の写真も同じです。編集部とカメラマンがあれこれ考えて、現場でたくさんのカットを撮るわけですが、表紙の写真になるのはたった1枚だけで、そこには編集者の視点や解釈が凝縮されています。このタイミングで、このアーティストが表紙になるのであれば、このシチュエーションで、この構図で、この表情の写真でなければならないし、読者が見たいアーティストのヴィジュアルは絶対にこれしかない、という編集者の強い思いで1枚の表紙カットが決まっていきます。

インタビューというシンプルな形式に、エンタテインメントが凝縮される

――今あえて、活字でずらっと言葉が並んだ形式にする意義とは。

ことロッキング・オンの雑誌に限定すると、インタビューというのは強力なコンテンツです。『ROCKIN’ON JAPAN』も、これだけ分厚い誌面を使ってやっていることの大半は、結局インタビューなんです。

インタビューって、何か質問を投げかけて、そこに応えるという非常にシンプルな形式ですけど、とてもエンタテインメントの要素が強いと思ってます。単なる情報の集合体ではなく、作り手の思いやドラマだったり、インタビュアーの解釈や視点がアーティストとぶつかる瞬間だったり、エンタテインメントの要素が凝縮されている気がするんですね。
もちろんテレビ、ラジオ、ネットといった、いろんなメディアでもインタビューは行われています。ただ、これは僕自身の主観も大いに入っていますが、インタビューという形式は、紙媒体との相性がとても良い。なぜなのかはよくわかりませんが(笑)、そういった部分も含めてインタビューを通した活字表現には、意義や面白さがあるんじゃないかと思います。

自分が好きなものに対して、抽象度を上げて考えてみる

――入社までに身につけておいたほうがいいスキルについて。

当たり前ですけど、ロッキング・オンに入社する新入社員の方って、音楽やカルチャーに対する愛情がとても深いし、いろんなジャンルの情報をたくさん知っている人が多いです。
ただ、そういう自分が好きなものだったり、世の中でたくさん売れているものに対して、「どうして自分はこの音楽が好きなんだろう?」とか「どうしてこの曲はこんなに売れているんだろう?」っていう感じで、より抽象度を上げて考えていくスキルがロッキング・オンに入ると特に要求されると思います。

そうやって、例えば「◯◯と△△というアーティストは世間的には近いジャンルと言われているけど、実際は何が違うんだろう?」って、比較や類推をしながら、自分の中でひとつの仮説を立てて考えてみる。もしあなたが「あるフェスがとても好きだ」と感じたときにも、その理由を自分なりに考えてみる。それは出演アーティストのラインナップなのか、会場の快適性なのか、それともアクセスの良さなのか、もしそうなのであれば、それは他のフェスと何が違うのか……そういうことをあれやこれや考えていくことはとても良いトレーニングになると思います。極端なことをいえば、それが音楽やカルチャーでなくても良くて、ラーメンでもカレーでも自分が強烈に好きなものであればいいので(笑)、そういう思考や分析を繰りかえしていくことが大切だと思います。

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